ウェーブグリップ
樹脂やゴム素材への埋設部品の新しい形状 【 意匠登録:1616602号 】
開発ヒストリー
私たちの関わる自動車関連部品はEV化への移行が急速に進み、軽量化が強く求められています。 金属と非鉄材と二つの異なった素材を使用して軽量化を図る部品が増えてきました。
非鉄材の多くは樹脂が使われ、金属との接合強度が重要なファクターとなっています。 私たちが手掛ける転造加工品でも金属の外周に凸凹をつくるローレット(アヤメや平目)加工を提供しております。 あるお客様から「ローレット加工では長期使用しているうちに緩んだり抜けたりすることがある」と、 お困りの声を伺いました。 ならば、それを解決しよう!と、新商品開発へ挑戦しました。 ローレット/平行溝でもダメだとのことから、全く新しい形状を発案しました。
それが「Wave Grip」です。 ウェーブさせた溝をつくり出すことに成功。 溝がウェーブしているから回転方向にも上下方向にもグリップ力が効きます。 転造ならではの技術を活かした全く新しいものができ上がりました。
ウェーブ溝は、シングルウェーブ、クロスウェーブ、複合ウェーブを開発しました。 そしてローレットをプラスすることも可能です。 使用用途に合わせてお使い分けいただけます。